トレイルにあるもの、ないもの
避難小屋やトイレ
避難小屋はいっさいありません。トイレは黒河峠の林道脇にあるだけです。トレイルから離れた場所で穴を掘って行ない、必ず埋め戻して下さい。使用した紙等は持ち帰るのがマナーです。
テントサイト
テント指定地はいっさいありません。自然保護の観点からも整備する予定はありません。施設の整ったキャンプ場はマキノ高原、ビラデスト今津、リバーランズ角川(水坂峠近くの角川にあり、予約が必要)、くつきの森、平良ふれあいセンター(トレイル終点桑原の隣)です。これらのキャンプ場へ行く余裕のない時は、トレイルを横切る林道などの車道脇の駐車スペースがテントサイトとなります。(水場となる沢まで距離がありますから、水の準備が必要です。)使用した場合はゴミを残さず、掘った溝も埋めて、使用前の状態に戻すのがマナーです。
ケータイの電波
マキノの山では概ね携帯電話を使えますが、今津、朽木の山では使えないことが多いようです。日によっては電波が届くこともありますが、あまりあてにはできません。行動中は山頂などでチェックして、万が一の時に備えるようにしてください。山では予備電源もお忘れなく。
水場
おすすめできる湧き水の出る場所はありません。小さな沢であれば、三国山近くの赤坂山自然歩道、抜土若狭側、ナベクボ峠近江側にあります。池も三重嶽太尾、駒ケ岳やおにゅう峠とナベクボ峠間の尾根上にありますが、煮沸が必要です。(水場は高島トレイル詳細マップ(縮尺2万5千分の1)にも記載されています。)
主な水場は下記のとおりです。
- 黒河峠(ポイント2)
- 三国山(ポイント3手前)
- 明王ノ禿(ポイント4の手前)
- 抜土(ポイント8)
- 近江坂(林道脇)
- 水坂峠(ポイント12)
- 横谷峠(ポイント16)
- 木地山峠(ポイント21)
- ナベクボ峠(ポイント25から少し東へ)
- 三国岳(ポイント26から東へ)
標識
主要な山頂、峠にはすべて地点標識が、登山道との主な分岐には案内標識が設置済みです。さらに迷いやすい箇所にはテープを立ち木に仮設置してあり、現在は専用テープに順次移行中です。地点標識には遭難対策用のポイント番号が付けられ、トレイルマップと対応させています。
自然・気候
トレイルに雪が積もる時期
11月下旬から12月始めに初雪があり、根雪になるのはクリスマスから正月あたりとなります。特に雪が多いのは1月下旬から3月初旬までです。麓では、積雪は年によって多い少ないがありますが、トレイルのある山上では毎年確実に2mから3mは積もります。
トレイルの雪融け時期
例年5月連休前にはほとんど雪は融け、トレイルを歩くことができます。春先に降雪が多かったりすると5月連休でも日陰や窪地に雪が残り、雪の重みで垂れた枝や折れた枝がトレイルを塞いでいたりすることもあります。標識や目印テープを確認しながら歩きましょう。
トレイル巡り(GPS機能)
スマートフォン限定
「山と自然ネットワークコンパス」から提供されているサービス「ロングトレイル巡り」を使うと、簡単に登山計画を建てることができます。またトレイル上で現在地を確認することもできます。
お手持ちのスマートフォンからアクセスし、ご利用ください。
分割プラン
12分割プラン
トレイルマップには、林道アクセスを考慮した上でトレイルの全行程を12に区切った「12分割プラン」をご紹介致しております。雪の積もる1月から3月を避けて、毎月1行程ずつ歩いてゆけば一年半で完歩できます。全行程を歩く場合(トレイルスルー)は「トレイルスルーについて」を参考にしてください。
低山で暑い夏にオススメルート
ブナ林などで覆われた抜土から三重嶽、横谷峠から木地山峠、ナベクボ峠から三国岳などは直射日光があたらず、トレイルの中では比較的歩きやすい区間です。暑さ対策をしっかりとってお出かけください。
トレイルスルー
トレイルを通しで歩く、トレイルスルーにかかる日数
日本を代表するトレイル専門家加藤則芳さんやエベレストに登った重広恒夫さんが、麓に泊まりながら昨年歩かれましたが、5日かかりました。仮に山上でテント泊で早朝出発をしても、荷物が重くなるだけ時間が必要となります。一般的には6日はみておきたいものです。
高島トレイルクラブでは、春と秋に、トレイル全行程を歩くスルーツアーを行なっています。山中各自テント泊で、食事も各自用意していただきます。事前の申し込みと参加費が必要です。
詳しくはこちらをご覧下さい。
ツアー&イベントページ